AIに関する認識で親と子に大きなギャップ…最新の調査で明らかに

AIに関する親と子ども間の大きなギャップ

最新の調査によると、AIに関して親と子どもとの間には大きなギャップがあることが分かった。特に学校でのAIの使用についての考え方に大きな違いが見られる。

多くの親は、学校でAIを活用することを倫理的に正しくないと考えており、何らかの罰則が必要だと考えている。一方で、子どもや10代の多くは、AIの使用が革新的であり、推奨されるべきだと考えている。

非営利団体Common Sense Mediaが発表した報告書によると、この現象はAIに関わる親と子ども間の考え方の違いの一例である。全米の12歳から17歳の子ども1100人と保護者1200人を対象にした調査では、AIに関する親と若者の間には大きなギャップが存在することが明らかになった。

学校でのAI使用の倫理観

親と子どもの間で最も大きなギャップが確認されたのは、学校でのAI使用についての倫理観である。調査によると、52%の親が学校の課題にAIを使うことを「倫理的に正しくなく、何らかの罰則があるべきだ」と考えている。一方、同じ考えを持つ若者は34%であり、52%はAIの使用が革新的であり、奨励されるべきだと考えている。

親の誤った思い込み

調査では、保護者が12歳から17歳の子どもがAIを主に何に使っているかを尋ねた結果、興味深い相違点が明らかになった。例えば、親の23%は子どもが交友関係のためにAIを使っていると考えていたが、実際にそう答えた若者はわずか8%だった。また、親は若者がAIを基本的なタスクに使っていると過小評価しているが、若者の35%はAIを主にアイデア出しに使っていると回答した。その目的で子どもたちが使っていると答えた親は21%にとどまった。

さらに、若者の59%は情報や事実の検索にAIを使っていると答えた。その目的で子どもたちが使っていると答えた親は42%で、17パーセントポイントも高い数値だった。

AIが作ったものかそうでないか、判断する力

親は、AIと人間を区別できる若者の能力について、信頼していないことが分かった。子どもが会話している相手がAIシステムなのか人間なのかがわかると答えた親はわずか42%だったが、区別できると答えた子どもは70%だった。両グループとも、親がAI生成のコンテンツを認識できる能力については、あまり信頼していなかった。子どもの58%は、親のその能力に自信があると答えたが、親自身でそう答えたのは53%だった。